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Dご提案〜比較検討〜遠近両用レンズ選びの一例〜
遠近両用レンズ選びの一例として、お客様がメガネレンズを買いに行ったときの
レンズ度数の状況とお客様のご要望・メガネ屋さんの提案などをご紹介させて頂きます。
遠近両用レンズ選びのご参考にして下さい。
お客様:Fさん(仮想消費者) 45歳 男性 メガネ使用歴年 コンタクト経験なし
●既用眼鏡(KB値/使っているメガネの度数)
メガネ・視生活状況
*遠用(近視)のメガネ・度付サングラス・数本所有(常用)
*遠近両用レンズ経験無し *毎日バイクを運転 (運転免許有り)
*パソコンなどの作業時間は短い1〜2時間位 *読書をする
*前回メガネを買ったのは、2年前。

@『最近、書類が見えにくくなってきた。長時間見ていると疲れる』
A『メガネを外して読書をすることが増えてきた』
B『毎日バイクを運転するので、弱めのメガネは使いたくない』1.0以上の視力は保ちたい。
C『遠近両用レンズには、抵抗感はあるが、機能や違和感が無ければ使ってみたいと思う』

Fさんの眼はどんな『眼』?
近視?遠視? どんな見え方をしているのでしょう?
Fさんの視力測定・調節力測定
どのくらい見えている?調節力で何が分かる?
メガネ屋さんの提案・加入度測定
快適明視域は?遠近両用使ったほうが良い?
初めての遠近両用レンズ
遠近両用ってどんな見え方?
遠近両用の体験をしてみましょう
近くが見える。ユレ・歪み?
遠近両用レンズの比較・検討をしてみましょう
たくさんの度数設定。何を重視する?
遠近両用レンズ選び パート1
累進帯長・累進設計・開発年度 レンズ種類を選びましょう
遠近両用レンズ選び パート2
レンズ種類以外にも選ぶことがいっぱい!
最終確認(フィッティング・アイポイント)
度数・レンズ選択のあとにも重要な事が・・・
遠近両用レンズは、自分自身が決める あなただけのオーダーメイド製品です。
Dご提案〜比較検討 ●Fさんの眼はどんな『眼』?
●完全矯正値(視力測定で最も遠くが見やすい度数)
●Fさんの眼は『近視の眼』・・・約−3D(完全矯正値)
※分かりやすくする為に乱視を省略。 ※『近視』とは裸眼では遠くはボヤケますが、近くのものはハッキリ見えます。
●裸眼の状態では、どのように見えているのでしょうか?
両眼視力(裸眼)V=0.3(裸眼視力には個人差があります。個人数値)
遠くの視力は0.3ですが、近くのものはハッキリ見えています。
なぜ、視力は0.3なのに近くのものはハッキリ見えているのでしょう?
とても大事な 『公式 100÷D=F』 【D:度数 F:距離】
Fさんの場合、
33cm以内が見やすい眼をしています。
33cm以内が見やすい為、33cmより遠いモノがボヤケてしまいます。

●Fさんの調節力(近くにピントを合わせる力)は3D  調節力の測り方はコチラ
一番近くを見ようとすると・・・
【調節力】3D+【近視度数】3D=合計6Dで近くが見える
100÷6(D)=17(cm) 頑張って近くが良く見える距離。(Fさんの裸眼での近点距離)

●Fさんの明視域 
※明視域とは、ピントが合ってハッキリ見える範囲。遠点(調節無し)〜近点(調節限界時)までの範囲。
裸眼で33cm(遠点)から17cm(近点)までが良く見える眼をしています。
Fさんの眼は裸眼で遠くはボヤケて見えますが、
近くのものを見る場合にはとってもよく見える眼をしています。

●メガネを掛けたときには、どのように見えているの?
*完全矯正値のメガネ = 一番遠くが良く見える(∞無限距離)
*調節力 3D 〔100÷3D=33cm〕
メガネ使用時の明視域は〔∞〜33cm〕33cmより手前のものはボヤケてしまいます。

遠くを見るときは調節無しですが、近くの33cm前後の距離を見るときには、
最大の調節力を使って見ることになります。
 
Dご提案〜比較検討 ●Fさんの視力測定・調節力測定
●既用眼鏡(KB値/使っているメガネの度数)
●完全矯正値(視力測定で最も遠くが見やすい度数)
仮枠で遠方度数の体験・比較
●調節力の測定・・・プッシュアップ法  詳しくはコチラ
老眼の度合いを判断する水晶体の調節力を測定してみました。
完全矯正値のメガネを掛けた状態で、
本などを目の前に近づけて一番頑張ったときの『力』を測定します。

その結果・・・
Fさんは『調節力3D』・・・45歳の標準数値

●完全矯正値を掛けた時のFさんのコメント●
『読書の距離(33cm)でギリギリ見える。』
『長時間は見てられない。眼が疲れるとボヤケる。』



Fさんのお持ちのメガネは、ほぼ完全矯正の度数に近いものを使っている。
完全矯正値←比較→メガネ度数(既用眼鏡KB値)
『KB度数と同じ近視用では、近くが見えにくくなるでしょう』

遠近両用レンズまたは、近方作業中の場合には、
近視度数を弱めた近業専用メガネ(老眼鏡)を掛け替えするほうが・・・。
遠近両用レンズ←比較→メガネを掛け替え
『Fさんは、遠くを重視されているので、
 ほぼ完全矯正値の遠用度数で遠近両用レンズをオススメしてみよう』
『遠近両用レンズの場合には加入度数が必要!初めてだから弱めに・・・』

Dご提案〜比較検討 ●メガネ屋さんの提案・加入度測定
 調節力から判断して目安を出します。※Fさんの調節力3D
調節力3Dとは:いっぱいに頑張って33cmまでが見える状態
(長時間・それ以上近くにはピントが合わない)
●年齢による加入の目安
Fさんの場合 45歳
予備調節力33%(疲れないように余力を残す)
使える調節力を算定・・・
3D(調節力)×2/3(使える分量)=2D(余力を残した調節力)

調節力計算方法の一例
予備調節力を残した快適明視域を考えると、Fさんの加入度数は・・・
1.00〜1.25位は必要となります。
※近業作業距離・遠用度数などで加入度数は変わります。
Fさん 『バイクの運転をするので遠くを良く見える様にしたい』
『読書・書類などを楽にみたい』 『メガネを掛け替えたり、外したりは面倒』
『遠近両用レンズは抵抗感があるけど、違和感が無ければ使ってみても・・・』
『遠近両用レンズはどんな見え方?』
『見た目には、老眼って分からないようにしたい。』

『近方視を楽にする為に弱めの度数(0.25〜0.50D)では、
                    遠くの見え方に満足して頂けない』
メガネ屋
※遠くが十分に見えない(運転不向) 遠くが見えるご要望が高い
※わずかに弱くしただけでは長時間の読書では、外してしまうだろう(面倒)。
※掛け替えを望んではいない。 
『遠方視力はKB(V=1,0)に合わせて遠近両用レンズを提案してみよう』
→遠近両用を体験してみませんか?

Dご提案〜比較検討 ●初めての遠近両用レンズ
Fさん


メガネ屋
遠近両用の構造
遠くから近くまで境目のない視界。1本で全ての距離が見ることが出来ます。  
でも、遠くも近くも見えて良いところばかりではありません。
弱点が・・・
遠近両用の弱点
遠近両用累進レンズ見え方のイメージ
◆度数を決める重要なポイント!

遠くの見え方・近くの見え方・快適性
この3つの要素を比較・検討しながら、遠近両用の度数を決めていきます。
近くは加入度数を上げたほうが、見えやすくなります。
が、ポイントはひとつ・・・
『加入度の強すぎにご注意!』

Dご提案〜比較検討 ●遠近両用の体験をしてみましょう
遠くが満足できる度数(今回は完全矯正値)に、
遠近両用のテストレンズを入れて、実際の見え方を体験してみました。
Fさん 加入0.75の体験
『遠くの見え方は問題なし。 歪み??ほとんど感じません。』
『書類の文字は、近視(遠用)だけのメガネより楽な気がする。』

Fさん 加入1.00の体験

『遠くの見え方は問題なし。 歪みは・・・少し感じる程度かな?』
『書類の文字は小さな字も、問題なく見えます』

Fさん 加入1.25の体験
『遠くを見るとき、多少側面にボヤケを感じる』
『顔・眼を動かした時にユレを感じる』 『書類の小さな文字も、楽に良く見える』

調節力・見え方・快適性を考慮すると・・・
『Fさんの加入度数は、0.75〜1.25Dは必要と感じます。
 今後の事を考えると遠近両用レンズをお勧めします。
※老眼は徐々に進みます。
メガネ屋

Fさん 遠近両用を体験した感想
加入度0.75/1.00Dについて
『遠近両用の歪みについてはそれ程、気にならない』
『遠近両用を使ってみようかな!?』
加入度1.25Dについて
『加入度1.25では、ユレ・歪みが気になった』
『近くは良く見えるけど、バイクには向かない気がするな。』
全体的な感想
『メガネの掛け外しがないのは、便利だな』
『どうしようか?使ってみようかな?!』

Dご提案〜比較検討 ●遠近両用レンズの比較・検討をしてみましょう
【仮定】
※Fさんのメガネ度数を−3D(全矯正)とします。
※加入度数3タイプ(0.75・1.00・1.25)とします。
度の組み合わせが良いかは、Fさんの『眼』で比較・体験して選ぶものです。
比較定見で考えられる組み合わせは、9パターン(A〜I)あります。
●遠用度数:−3.00D 今までのメガネよりも遠くを重視。

●遠用度数:−2.75D 今までのメガネと遠くの見え方は同じ。

●遠用度数:−2.50D 今までのメガネよりも遠くは見えない。近く重視。

パターンA/D/G 視野イメージ+0.75
Fさんの体験コメント
ユレ・歪みは全く気にならず遠方は良く見えるが、
近方がいまいちハッキリしない。
1.00加入に比べると遠くは見えやすい気がする。


B/E/H 視野イメージ+1.00
Fさんの体験コメント
ユレ・歪みはほとんど気にならず、
遠方も近方も問題ない。
0.75加入に比べると遠くは劣る気がするが、
気にならない程度。手元は良く見える。

C/F/I 視野イメージ+1.25
Fさんの体験コメント
少しユレ・歪みが気になる。
遠方の視野が少し狭い気がする。
0.75、1.00加入に比べると遠方は劣るが、
近方は3つの中で最も見えやすい。

何を重視するかで遠用度数・加入度数が決まります。
●遠方視(運手) ●(書類・読書) ●ユレ・歪み(慣れ易さ・快適性)
レンズの種類(設計)や累進帯長でも見え方・快適性は変わります。
Fさん FさんはパターンBを選びました。
『遠近両用を使ってみます!』
『今までのメガネより遠くが良く見える』
『歪みもそれ程気にならず近くの見え方も満足』
ユレや歪みより両方の見え方重視!

メガネ屋さんはパターンDをオススメしました。 メガネ屋
『初めての遠近両用だから、慣れ易さを考え遠方は今まで通りで、
 加入度を下げたいと思ったのですが』
『加入度1.00Dでも、十分に慣れられるでしょう!』

Fさん 【パターンBに決定!】 メガネ屋
遠近両用累進レンズ Fさんの作製度数
Dご提案〜比較検討 ●遠近両用レンズ選び パート1
遠近両用レンズは度数以外にも比較項目があります。
※累進帯長の違い ユレ・歪み・視野の広さに影響します。
フレームにあったレンズ選択? レンズにあったフレーム選択?
※レンズ種類(累進設計) 外面累進 内面累進 両面累進
◆累進帯長選択◆   累進帯長の詳しい説明はコチラ
Fさんのフレームはこの2種類・・・
@一般的なフレーム 縦幅32mm A細身のフレーム 縦幅27mm
Q.@とAのどちらかのフレームが遠近両用に向いてますか?
A.どちらのフレームでもお作りできます。
【累進帯長】
遠くを見るポイントから近くを見るポイントまでの距離。
見た目には分かりませんが、遠近両用レンズには必ず累進帯が存在し、
この累進帯で度数が変化します。
累進帯長も長いものから短いものまであり、長さによってレンズ性質が変わります。
累進帯長 長さ フレームサイズ 見え方 特徴
累進帯長:8o〜12o 短い累進帯長 縦幅が狭いフレーム
縦幅24mm〜30mm推奨
視野 近方重視。
小さいフレーム対応。
遠近両用に慣れた方にオススメ。
狭い
ユレ・歪み
多い
累進帯長:13o〜15o 一般的な累進帯長 一般的な縦幅のフレーム
縦幅30mm〜40mm推奨
視野 中間重視。
スタンダードタイプ。
初めての方にオススメ。
普通
ユレ・歪み
普通
累進帯長:16o〜20o 長い累進帯長 縦幅の広いフレーム
縦幅40mm以上推奨
視野 遠方重視。
運転やスポーツ・アウトドアなどにオススメ。
広い
ユレ・歪み
少ない


度数設定・加入度・フレーム形状・用途によって選びます。
@とAのフレームでは縦幅が違う為、お勧めする累進帯長も変わってきます。
メガネ屋さんの説明 メガネ屋
『度数・加入度が同じでもフレーム形状によって累進帯長が変わります』
『累進帯長の違う2タイプのレンズの見え方を体験して下さい。』

Fさん Fさんの感想
『累進帯長が長いタイプの方がが自然に見える!』
『短いタイプは少し揺れるが、それほど気にならない。』

メガネ屋さんの説明 メガネ屋
『今回は初めての遠近両用なの普通のタイプ(14mm)をオススメします』
『大きい方のメガネを使いませんか?』

Fさん Fさんの感想
『そうですね。初めての遠近なので普通の長さ(14mm)のレンズにします』
Aのフレームで累進帯長14mmタイプに決定!
 遠近両用レンズ設計も違いがあります。
まだまだ、選ぶことがあります。・・・【商品選び】
遠近両用のグレード? 見え方に違いがあるの? 価格は?
グレードの違い
視野を広げ、ユレ・歪みを防止する性能の差です。
加入が強くなる場合や歪みなどが気になる方は、上級の製品をオススメ致します。
 累進設計の詳しい説明はコチラ
両面非球面設計 両面累進、両面設計・両面複合等と呼ばれ、メーカーの最上級レンズ。
レンズの両面にユレ・歪みを低減する技術が集結。
内面非球面設計 外面累進に比べ、視野が広くなり、
遠近両用の弱点であるユレ・歪みを軽減。
外面非球面設計 一般的な遠近両用累進設計。
10年以上前から開発されています。
 製造工程の詳しい説明はコチラ
オーダーメイド設計
【最適個別製造】
一枚一枚のレンズをゼロから作る最適数値での設計を追及
一人一人の個々の条件に合わせて個別数値で度数データを設計製造。
セミオーダー設計
【最良化製造】
何タイプかの種類の中から個別の条件を考慮。
適正な数値を基にして、度数データを設計製造。
ベーシック設計
【既成製造】
1種類の決まった平均的な条件の固定数値を基に、
度数データを設計製造。
 設計年度の詳しい説明はコチラ
現在、販売されている遠近両用レンズは、開発から10年以上前のモノから、
最新設計まで多様です。 最新設計レンズの開発!
→遠近両用レンズの弱点を補う為、視野の広さ・ユレ・歪みの低減を目的にされています。

Fさん 『うーん・・むずかしいな〜。有名ブランドのレンズを選べば大丈夫?』

『有名ブランドの遠近といっても一社で4タイプにも分類されます。』
『加入度が高くなる方や見え方にこだわる方は上級製品をオススメします。』
『今回は加入度1.00Dですので、見え方にそれ程大きな違いが出ません。』
『どうしましょうか?』
メガネ屋

Fさん 『初めてだし・・。余り高いのも・・・。でも安いのも・・・。どうしよう?』

『設計の違いは、テストレンズで体験できます。』
『比較して頂き、予算と相談しましょう!!』
メガネ屋

HOYA・Nikon・SEIKO・東海など、各メーカーの遠近両用もグレード(累進設計・製造工程・開発年度別)に分かれ、更に累進帯長別に分類されます。
あなたならどの商品を選びますか? 遠近両用をお使いの方・・・『どのグレードをお使いですか?』
遠近両用累進レンズのグレード一覧はコチラ
Dご提案〜比較検討 ●遠近両用レンズ選び パート2
まだまだ選ぶ事が!!
視力測定〜体験・比較によって、遠近両用の見え方を確認して頂きました。
累進帯長・製品選び以外にも、多くのことを選んで頂く必要があります。
※屈折率 ※コーティング ※カラーなどのオプション ※アイポイント(眼の位置)チェック
1.視力測定・比較・体験
遠用度数設定 *加入度設定 *累進帯長 *製品選び(グレード:設計・製造・開発年度)
ここまでで、どのメーカーの何のレンズ(商品)かが決まります。
2.レンズを選ぶ〜メガネレンズの基礎事項〜
*素材
素材 長所 短所
プラスチック 軽い・種類が豊富(新製品多数)
加工性が良い
キズ・熱に弱い
耐用寿命2年以下
ガラス キズ・熱に強い
耐久性・最高の薄さ
重い・割れやすい
種類が少ない・加工制限有
*屈折率(数値が大きくなるほどレンズは薄くなります)
素材 超高屈折←←← 高屈折 ←←← 薄型 ←←← 通常
プラスチック屈折率 1.76   1.74   1.70   1.67   1.60   1.53   1.50
適用度数の目安 5D以上   4D以上  3D以上  4D以下   3D以下
ガラス屈折率 1.90      1.80      1.70      1.60      1.52
適用度数の目安 6D以上    5D以上    3D以上     4D以下    3D以下
*コーティング
プラスチック屈折率 有機  > >  超硬  > >  撥水  > >  マルチ
適用度数の目安 撥水(水ヤケ防止コート付)  > >  マルチ
有機:熱・クラックに強い 超硬:キズ・汚れに強い 撥水:汚れに強い マルチ:通常反射防止
3.レンズを選ぶ〜オプション〜
*カラー染色
一般的には、レンズにカラー染色しておしゃれやサングラスの眩しさ防止にします。
カラー染色:レンズ代金+¥3,000 その他にも調光・偏光・フィルター等もございます。
*薄型加工
遠視の方でプラスレンズの場合にはレンズ径(大きさ)を小さく注文するとレンズの厚みが
薄くなり軽く仕上がります。  レンズ代金+¥3,000(薄型加工)
※小さなフレームで、フルリムの場合には、特に大きな効果があります。
薄型加工とは? フレームにのサイズに合わせて、特殊な加工をします。
Dご提案〜比較検討 ●最終確認(フィッティング・アイポイント)
メガネは、掛け具合・アイポイントが適切でないと快適な度数であっても、
見え方に不具合が発生します。
特に遠近両用の場合には、一枚のレンズに遠方部・中間部・近方部がある為、
曲がったりすると、見え方が悪くなったりします。
フィッティング・アイポイントは重要です。
●フィッティング(メガネの掛け具合調整)
加工前の調整(フィッティング)
アイポイントを確認する為に、まず掛け具合をあわせます。
基本事項
*フロント面 ネジレ・ソリ 確認 *テンプルの開き 顔幅 左右角膜頂点距離
*前傾角(メガネの傾き具合) *正面からのメガネの曲がりを水平に
*EP(アイポイント)の高さの適正 *クリングス(鼻パッド)の当たり具合
*耳の曲げ位置
フィッティング〜正しい位置〜
フィッティング〜メガネの傾き〜
フィッティング〜メガネの片寄り〜
前傾角 5°〜15°が好ましい。
●アイポイント(EP)確認 アイポイントの詳しい説明はコチラ
掛け具合を調整した後に、アイポイントを確認します。
メガネをかけて正面視して頂いた時に、瞳孔(瞳)の位置がどこにあるかを確認します。
最も重要なのがフィッティングです!
フィッティング調整・アイポイントチェックが見え具合を大きく左右します。
メガネが出来上がったときにも再度掛け具合フィッティングを致します。
出来上がりの際には、充分に見え方の確認をして下さい。
遠く重視・近く重視・ユレ・歪みなどの調整できます。
掛け具合・フィッティングでほとんどの不具合は改善できます。

Dご提案〜比較検討 ●プッシュアップ法(調節力測定方法)
『眼』は遠くから近くを見るときには無意識にピント合わせをしています。
この働きを調節と言います。また、ピントを合わせられる力を調節力と言います。
調節力を測ってみよう!
@:眼を正視の状態にしよう。
正視の方:裸眼状態にして下さい。
近視・遠視の方:遠用メガネ(完全矯正値が望ましい)を掛けてください。

A:新聞や本などを目の前10cm位に手で持って、ゆっくり手を伸ばしていきましょう。
眼の前10cm位では、ボヤケて見えるかと思います。
手を伸ばしていったときに、文字が読めるところ(近点)で手を止めて下さい。

B:メジャーで眼と新聞(本)の距離を測る。
Aの状態で文字が読めたときの距離(近点)を測る。
手を伸ばしてゆっくり近づける 限界のところで手を止めメジャーで測定
ハッキリの状態 ボヤけている状態
C:新聞や本などを目の前で手を伸ばした状態で、ゆっくり近づけます(読める状態)。
近付けた状態で、もう読みにくいかな(近点)?と思うところで手を止めて下さい。

D:メジャーで眼と新聞(本)の距離を測る。
Aの状態で文字が読めたとき(近点)の距離を測る。

E:A〜Bをもう一度測定する。

F:BDEで出た数値(近点の平均値)で調節力を計算する。

※余りにも数値が違う場合には、再度測定して下さい。
BDEの数値が仮に40cmとした場合。
100÷F(距離cm)=D(調節力)  100÷40=2.5 調節力2.5D
◆調節力の目安
※年齢を増すごとに、調節力は低下します。調節力は個人差があります。
※近点距離が33cm(読み書きの距離)の為、45歳前後から老眼の症状が現れます。
※加入度の目安は、あくまでも強めの目安となっております。
  加入度数の強すぎには注意が必要です。
近点距離測定の際に、眼の状態を把握できていない事や
遠用メガネの度数設定によっては正確に測る事が出来ません。
お気軽にご来店・ご相談下さい。


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